現場に応じて異なるスキル

ハードウェアの制御に関わるシステムを開発するのが組み込み系エンジニアの業務であり、その基本となるのがプログラミングである。基本的なスキルとして要求されるのがプログラミングに関する幅広い知識だが、特にハードウェアに応じて適切なプログラミング環境を選択し、速やかに開発に入れることが重要といえるだろう。ハードウェアによって適したシステムの開発環境は異なるため、その取捨選択ができるレベルの知識は持っていなければならないのが組み込み系エンジニアの特徴だ。

このようなスキルはあくまで必要最低限のものであり、それに加えて重要なのが現場に応じて必要になるプラスアルファのスキルである。どのようなハードウェアを使用するかに応じて、それに特化した仕様を実現できる能力が求められるのだ。入力系と出力系がハードウェアによって大きく異なるため、その仕様に対応できる能力が求められる。パソコンやスマートフォンを入力系とするプログラミングに慣れていると、センサーなどを入力系とするハードウェアに対応しきれないことも稀ではない。

現場に応じてこのようなプラスアルファのスキルを身につけた上で仕事に臨む必要があるだろう。余裕のある現場では学びながら開発を行うことができたり、特殊な部分については基本的な設計ができたりしている場合もあるが、その内容を十分に理解してシステム開発しなければ最適なものを生み出すことは難しいのである。場合によっては臨機応変に対応できるスキルが求められるが、そうした経験を積むことで仕事の幅をより広げることができるようになるのである。