仕事をするうえで役立つ資格や経験

組み込み系エンジニアとは、家電や機械などを動作させるためのシステムを開発するンジニアのことを指す。また、似た職種として制御系エンジニアというものがあり、こちらは組み込まれたシステムをコントロールするためのシステムを開発する。このように違いはあるものの、どちらか片方だけでは成り立たないことから両者を兼ねたエンジニアが募集されることも少なくない。

そこで、ファームウェアやドライバ、リアルタイムOSといった開発経験があると、組み込み系エンジニアとして働きやすいだろう。むしろ、これらは組み込み系で働くうえでは欠かせない経験と言っても過言ではないかもしれない。また、組み込み系エンジニアは企画から設計や実装、テストなど幅広く携わることもあるため、一貫した経験を持っていれば必ず仕事において役立つはずだ。

そして、組み込み系エンジニアとして働くなら資格を取得しておくのもいいだろう。ただし、資格なら手当たり次第取得すればいいわけではなく、いくつかに絞っておきたい。たとえば、一般社団法人 組込みシステム技術協会が認定する「ETEC」がその一つだ。ETECは、その名の通り組み込み系エンジニア向けの試験で、誰もがエントリーできるクラス2と、クラス2で500点以上取得した人が受験資格を得られるクラス1の2種類存在する。どちらもグレードAからCにランク分けされ、自分の実力を把握できるとともに企業へのアピールにも繋げられるのが魅力だ。